2024.08/6
ライフキャリアにおける不妊治療-フェムテック
近年、晩婚化などの影響もあり、初産年齢についても高齢化の一途をたどっています。
これにより、妊娠のしやすさについても下がってしまうことから、
不妊治療件数が年々増え、2020年時点では約45万件程度とされています。
不妊治療における社会的な負担は大きく、
ライフキャリアを崩す要因にもなります。
では、今回も不妊治療のライフキャリアへの影響について
経済産業省の資料を参考に解説していきます!
不妊治療と仕事との両立
厚生労働省による、
「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査研究事業調査結果報告書(2018年3月)」における、
「あなたは不妊治療と仕事の両立を、現在していますか(過去にしていましたか)」という質問に対して、
「両立している」と回答したのは42%に対し、
「両立できず仕事を辞めた」が23%、「両立できず雇用形態を変えた」が10%、「両立できず不妊治療をやめた」が10%となっています。
つまり、「両立している」と回答したのと同程度の人が仕事との両立ができず、
仕事もしくは不妊治療自体をあきらめてしまっていることがわかります。
会社による把握
「貴社では、不妊治療を行っている従業員がいますか」という質問については、
67%の企業が「わからない」と回答しています。
不妊はプライベートな問題でもあり、
会社で把握するのは難しい場合もあります。
しかし、その分、仕事との両立が難しく企業ごとの施策がされていないと言うのが実情です。
次回は更年期障害について解説します!