2024.11/9
呼吸と心拍変動、自律神経の関係①
心拍数の変化に呼吸は大きく関わっており、
心拍数の変化は自律神経バランスの変化にも相互に関わってきています。
今回は呼吸と心拍変動、そして自律神経との関係の中から
心拍変動についてご紹介します!
心拍の変化
心臓は基本的にある程度一定のリズムを持って拍動しており、心臓の拍動を心拍と呼びます。
心拍は運動をしたり、驚いたりすると急激に上昇し、
リラックスした状態になると減少していきます。
全力疾走した後や、誰かに驚かされた後に心臓がどきどきしているのは、
心拍が早くなり心拍数が急上昇しているからです。
上記のように、心拍は状況によって早くなったり遅くなったりします。
この変化を心拍変動と言います。
心拍変動とは
心電図を見てみると心拍が最も収縮した瞬間、最も高い反応示す箇所をR波と呼びます。
そして、このR波とR波との間の開いた間隔をRR間隔と呼びます。
RR間隔は心拍から次の心拍までの長さを表しており、
心拍が早くなるのはRR間隔が短くなっているからで、
心拍が遅くなるのはRR間隔が長くなっているからです。
このように、RR間隔が一定にならず変化していることは、
心拍変動が発生している証左となります。
心拍変動は呼吸や自律神経の働きの他、年齢や体調によっても左右されます。
次回は呼吸と心拍変動についてご紹介します!
心拍変動については下記の大阪大学大学院基礎工学研究科教授のYouTubeチャンネルにて
詳しく解説されていますので、是非ご視聴ください!