2024.09/29
迷走神経と腸との関係(耳ケア)
ヴェーガルトリートメントセラピストの髙木です。
生物にとって重要な器官である脳と腸は、常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合う関係にあります。この関係を「脳腸相関」といいます。
例えば多くの動物では、ストレスを感じるとおなかが痛くなり、便意をもよおします。これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えるからです。
逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が増すとの報告があります。
私たちの大腸内には腸内細菌が住み着いており、その細菌たちの生態系を腸内フローラといいます。
腸内細菌は、バランスを保ちながら共存しています。腸内フローラのバランスが崩れるとおなかが張ったり、便秘や下痢になったり、肌が荒れたりと体調を崩しやすくなりますが、ストレスとの関係もわかっています。
そしてよく、腸内フローラのバランスを崩さないためには、「リラックスタイムをとる」「ストレスをためない」と言われています。
腸内細菌を介して腸から脳にシグナルを出しているということが分かってきています。
そして迷走神経を介した関わりも指摘されています。
脳と腸は迷走神経を介してつながっており情報交換をしていますが、腸内細菌が「迷走神経」を刺激し、脳に送られる情報に影響を与えていると考えられています。
迷走神経と腸内細菌は密接な関係があり、身体の健康や精神的な状態に影響を与えるとされており、精神的健康や消化器系とストレスに関係があり影響があるといわれております。
ここでも迷走神経は重要な役割りを担ってます。
脳腸相関には迷走神経が極めて重要な役割を果たしているのです。
迷走神経を介して精神的な健康を改善する可能性が期待されています。