2025.01/12

インフルエンザに対抗するための自律神経機能向上

インフルエンザは毎年流行する感染症であり、

高熱や全身の倦怠感、関節痛などの症状を引き起こします。

しかし、単なるウイルス感染だけでなく、

自律神経との深い関わりがあることをご存知でしょうか?

自律神経は私たちの体内環境や免疫力を整える重要な役割を担っており、

インフルエンザにかかることでバランスが乱れ、さまざまな症状が悪化することがあります。

今回はインフルエンザと自律神経の関係についてご紹介します!



自律神経とは?

自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成り立っています。

交感神経は「戦うか逃げるか」の反応を司り、活動時やストレスを受けたときに優位になります。

一方、副交感神経は「休息と回復」を担当し、リラックス時や睡眠中に働きます。

健康な状態では、この2つの神経がバランスよく働くことで体の機能が維持されています。

インフルエンザと自律神経の影響

インフルエンザに感染すると、免疫システムが活性化し、

体温を上げてウイルスと戦おうとします。

この過程で交感神経が優位になり、

心拍数の増加や血圧の上昇、発熱といった症状が現れます。

通常であれば、副交感神経が働いて回復を促しますが、

体力が落ちていたり、ストレスを抱えていたりすると自律神経のバランスが崩れ、

回復が遅れることがあります。

また、インフルエンザによる高熱や倦怠感が長引くと、

自律神経の乱れがさらに悪化し、

不眠や食欲不振、精神的な不調(不安や抑うつ)などの症状が出ることもあります。

特に高齢者や持病を持つ人は自律神経の調整機能が低下して免疫が落ちていることが多く、

重症化しやすい傾向にあります。

自律神経を整えながらインフルエンザを乗り切る方法

十分な睡眠をとる:

睡眠中に副交感神経が活性化し、免疫機能の回復が促されます。

寝る前にスマホを控えるなどして、質の良い睡眠を心がけましょう。

栄養バランスの取れた食事:

特にビタミンCやビタミンDを多く含む食品を摂取すると、免疫力を高める効果があります。


ストレスを避ける:

ストレスが自律神経のバランスを崩す原因となるため、

リラックスできる時間を意識的に作ることが大切です。

適度な運動:

軽いストレッチや深呼吸などを取り入れることで、副交感神経を優位にし、体の回復を助けます。

水分補給をこまめにする:

発熱時は特に脱水症状に注意が必要です。

温かいお茶や白湯を飲むことで、体を温めながら自律神経の安定を図れます。

まとめ

インフルエンザと自律神経は密接に関係しており、

感染によって自律神経が乱れると回復が遅れたり、症状が悪化したりすることがあります。

そのため、インフルエンザにかかった際は、免疫機能を高めるだけでなく、

自律神経のバランスを整えることも意識すると、より早い回復につながります。

日頃から規則正しい生活を心がけ、感染を予防しながら健康を維持していきましょう。


インフルエンザ感染時の対策はこちらのサイトでも紹介されています