2024.08/3

ライフキャリアにおける月経-フェムテック

月経は女性であれば誰もが経験する生理現象であり、

閉経するまで長い間付き合っていかなければいけない問題でもあります。

月経の症状は個人によって大きく差があり、

出血量や生理痛の重さなど、簡単には推しはかれないものです。

そんな月経によって、どの程度のライフキャリアへに影響が起こっているか、

経済産業省の資料を参考に解説していきます!


仕事のパフォーマンスへの影響

日本医療政策機構「働く女性の健康増進に関する調査2018」にて、

「月経に関連した症状による仕事のパフォーマンスへの影響」について

最も元気な時を10点とし、どの程度の影響が出ているかについてにアンケートが行われました。

その結果、45%という約半数の女性が5点以下と回答しました。

最も多かったのが、5点の21%で、次に7点の16%。そして8点・6点の14%と続いています。

驚くべきことに、10点と回答したのが6%、9点と回答したのが5%だったのに対して、

4点と回答したのが9%、3点と回答したのが10%と、倍近く多かったのです。


労働損失

「月経随伴症状による1年間の社会経済的負担」ついての調査では、

通院費用では13.6%の930億円、OTC医薬品費用では987億円なのに対し、

労働損失はなんと71.9%の4,911億円にも上りました。


これらのデータからも見て取れる通り、

月経による経済損失は全く無視できない大きな社会的問題であり、

女性のライフキャリアにおいて非常に影響してることがわかります。

次回は不妊治療について解説します!