2024.12/15
呼吸と心拍変動、自律神経の関係⑧
これまで呼吸と心拍、自律神経が相互に影響し合っていることについてご紹介してきましたが、
今回は呼吸が自律神経に影響を与える「肺活」についてご紹介します!
改めて「肺活」とは
これまで当ブログでも「肺活」についてさまざまな記事を投稿してきましたが、
改めて「肺活」の効果について確認してみましょう。
「肺活」とは、
①呼吸筋を鍛えること
②正しい呼吸法を身に着けること
③胸郭の可動域を拡大すること
の三つを合わせることで、
呼吸に関する機能を向上させるだけではなく、
さらに自律神経機能も向上させ、
生体のソフトウェア・ハードウェアとしての機能を向上させる健康法・トレーニング法です。
「肺活」は老若男女問わず、スポーツ選手から小さなこどもまで、
だれでも簡単に行えるとっておきの健康法・トレーニング法です。
肺と心臓や血管の関係
肺は心臓や血管の健康にも深く関わっています。
脳は、肺から供給される酸素が少なくなると、
酸素を運ぶ血液が不足していると認識し、
心臓にもっと血液を送るよう命じます。
すると、心臓や血管に負担がかかり、
肺以外の部位にも疾患が発生する可能性もあります。
肺は単に酸素と二酸化炭素を交換するだけの器官ではなく、
心臓や血管の健康、ひいては身体全体の健康にも影響を与えています。
「肺活」でしっかりと肺の機能を高めることは、
身体のあらゆる部位の健康にいい影響を与えることができ、
自身の身体をより健康的なものへと変化させてくれるのです。
今回ご紹介した内容は、書籍『最高の体調を引き出す超肺活』(小林弘幸著、末武信宏監修)でも
紹介されているため、是非チェックしてみてください!