2024.06/1
新型コロナウイルスと迷走神経③
前回は新型コロナウイルス感染症と迷走神経刺激による治療についてご紹介しました。
今回も、迷走神経と新型コロナ感染症の治療の研究について紹介したいと思います。
新型コロナウイルス感染症の症状と迷走神経
新型コロナウイルス感染症は、時に重篤な呼吸障害を引き起こします。
この呼吸障害は、サイトカインストームと呼ばれる過剰免疫反応が原因であると考えられています。
迷走神経刺激(VNS)は、このサイトカインの生産をブロックすることがわかっています。
つまり、迷走神経刺激(VNS)によって、肺などの炎症や損傷を弱めることができるのです。
迷走神経刺激(VNS)の有効性
研究の結果、VNSは新型コロナウイルス感染症の有力な免疫調節治療になり得ると言われています。
また、VNSの可能性は新型コロナウイルス感染症の治療に限りません。
その他の免疫調節異常の治療に有効であるとも言われています。
迷走神経刺激(VNS)の研究は進む
しかし、迷走神経刺激には正しい方法を選択しないと、逆効果です。
方法を誤ると、症状を悪化させてしまう可能性もあると報告されております。
より安全で忍容性の高い迷走神経刺激の研究はますます需要が高まるでしょう。
新型コロナと迷走神経については、こちらのリンクでも詳しく説明されております。
是非ご覧ください。
次回も新型コロナウイルスと迷走神経についてご紹介します!