2024.06/6

新型コロナウイルスと迷走神経⑤

前回は新型コロナウイルス感染症及び、メンタルヘルスの治療についてご説明させて頂きました。

今回も、迷走神経と新型コロナ感染症治療の研究について紹介したいと思います。

新型コロナウイルス感染症とパンデミックの風景

コロナ感染症治療の研究

ご存じの通り、新型コロナウイルス感染症は、時に重篤な呼吸障害を引き起こします。

特効性のある治療法は、まだ見つかっておりません。

世界中の研究者は、様々なアプローチから研究をしております。

しかし、新型コロナウイルス感染症の症状は呼吸障害に限りません。

感染症により、心身に重篤な後遺症が残るケースも報告されています。


迷走神経刺激による治療の可能性

前回もご紹介した通り、迷走神経刺激(VNS)は患者にとって幅広い治療効果が期待されています。

炎症を抑える効果や、免疫調節、メンタルヘルスの補助療法としても、研究がされています。

これらのVNSの可能性は、現在の最良の医療戦略と組み合わせる必要があります。


非侵襲性迷走神経刺激の治療の研究

非侵襲性V迷走神経刺激(t-VNS)は、手術やインプラントは必要ありません。

そのため、安全性と忍容性が高いとされています。

t-VNSはコロナ感染症及び後遺症に対して、効果が期待されています。

まだまだ研究途上ですが、より研究が進むことで、

コロナ患者の負担を軽減していくことは大いに期待できます。


新型コロナと迷走神経については、こちらのリンクでも詳しく説明されております。

是非ご覧ください。