2024.06/25

梅雨の時期の「梅雨だる」

6月に入り梅雨の時期となりました。

全国的にみて例年よりも10日ほど遅い梅雨入りとなりましたが、

沖縄の梅雨明けは例年より1日早く、

いつもより短い梅雨になりそうです。

(参考『気象庁』)


しかし、この時期多くの人が体調不良や疲れを感じることがあります。

この現象は「梅雨だる」と呼ばれ、自律神経の働きと深く関係しています。

では、梅雨だるがなぜ起こるのか、その対策について詳しく見ていきましょう。



梅雨だるの症状

症状は個人によってさまざまで、

身体的な症状が出る人もいれば、精神的な症状が出る人もいます。

以下は症状の一例です。

・頭痛

・耳鳴り

・めまい

・関節痛

・神経痛

・肩こり

・腹痛

・下痢

・吐き気

・腰痛

・倦怠感

・抑うつ症状

・やる気の低下

・気分の落ち込み

その他にも症状は多岐にわたります。


梅雨だるの原因:低気圧

梅雨の時期は気圧が頻繁に変動し、低気圧になることが多くなります。

気圧とは、空気による圧力のことで、

人間を含めてすべての物体は、常に気圧の影響を受けており、

人間は身体の内側から気圧と同じ力が加わることでその影響を打ち消し合っています。

気圧は毎日、時間や場所によっても変化しており、

それに合わせて身体の内部の圧力を変化させる必要があります。

そのため、耳にある内耳という器官がセンサーのような役割をして、

脳に情報を伝え自律神経を変化させます。

気圧が下がると外からの圧力が弱まることで、血管が膨張します。

この時、自律神経が働き、交感神経が優位になることで血管を収縮させバランスを取ろうとします。

しかし、自律神経が上手く働かなかった場合はそのまま血管が膨張した状態が続き、

頭痛などの症状が発生します。


次回も引き続き梅雨だるについて解説します!