2025.02/10
自律神経と体温調節①
自律神経と体温調節の関係
自律神経は、交感神経と副交感神経の二つからなる神経です。
そして、二つの神経がバランスを取り合い、身体のさまざまな機能を無意識のうちに調節しています。
このバランスが崩れると、体調面で様々な不調が現れます。
つまり、自律神経のバランスを整えることは、健康においてとても大切です。
また、自律神経は体温調節にも重要な役割を行っています。

身体の冷えと病気
寒い季節は体温調節が難しく、昼夜の寒暖差などで、
気をつけていても体を冷やしてしまうことがあります。
身体が冷えると、体内の熱を外へ逃がさないように血管が収縮します。
血管が収縮すると、血液の流れが悪くなり、
代謝や免疫の低下、胃腸の不調、肩こりや腰痛なども引き起こします。
つまり、冷えはさまざまな体調不良の元になります。
そのため、寒い季節の体温調節は気をつけないといけません。
体温調節の仕組み
では、どのように体温は調節されているのでしょうか。
まず、人間は体温を一定に保とうとする「恒温動物」です。
そのため、外気が寒くても、体温を一定にさせようと無意識に体が働いています。
身体が「寒い」と感じたとき、視床下部という部位に伝えられ、
ここから温度を一定にするよう、身体に働きかけます。
ここで、視床下部は自律神経に働きかけます。
交感神経は寒い外気から身体の体温を維持するために、ある働きをします。
その働きについては、詳しくは次回にご紹介します。
次回も是非、ブログをご覧ください!