2025.01/2

自律神経と糖尿病

糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気です。

膵臓から分泌されるインスリンには、血糖を一定のする働きを担っていますが、

そのインスリンの分泌が少なくなることで、血糖値が高いままになることで起こるのが糖尿病です。

この糖尿病には、自律神経も深くかかわっています。

糖尿病と神経障害

自律神経は、交感神経と副交感神経から構成されています。

その2つがバランスを取り、心拍、呼吸、消化など、さまざまな身体機能を調整しています。

しかし、糖尿病による高血糖の状態が長く続くと、

神経活動に障害が及び、自律神経の働きを阻害することがあるのです。

糖尿病によって自律神経の働きが阻害された結果、

立ちくらみ・発汗異常・消化不良・下痢や便秘・排尿異常など、身体に様々な異常が現れます。

また、心血管の自律神経に障害が起こると、

急に心拍が止まるなど、危険な事態にもなり得ると言われています。

○糖尿病の予防

糖尿病には遺伝性のものもありますが、

生活習慣による予防できる糖尿病もあります。

糖尿病の予防には、適度なエネルギー量と栄養バランスの良い食事を心がける、

適度な運動を続ける、睡眠を十分にとるなどがあります。

これらは、自律神経を整えるのにも繋がります。

つまり、規則正しい生活をすることは、健康な生活を送るためにとても大切ということです。