2024.07/13

自律神経と酷暑:夏を乗り切るためのヒント

連日猛暑を超えた酷暑の日々が続いています。

静岡県では7/7の七夕に全国で今年初めての40℃超えの気温が観測されるなど、

耐え難い高温となり健康を守る名目でエアコンが必須になってきました。

夏の酷暑は、私たちの体と心に大きな負担をかけます。

この時期、自律神経の働きが特に重要になります。

自律神経は、体温調節や血圧、心拍数などをコントロールしており、

暑さへの対応に大きく関わっています。

酷暑が続くと、自律神経が乱れ、さまざまな不調を引き起こす可能性があります。

自律神経の役割

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は活動時に働き、心拍数や血圧を上げ、エネルギーを供給します。一方、副交感神経は休息時に働き、体をリラックスさせ、消化を促進します。暑さの中では、体温を下げるために汗をかいたり、血流を調整したりする必要があり、これらの機能が常にフル稼働しています。

酷暑が自律神経に与える影響

疲労感: 高温下で交感神経が過度に働くと、疲労感が増します。特に夜間でも気温が下がらない場合、体が十分に休まらず、慢性的な疲労が蓄積されます。

睡眠の質の低下: 暑さで寝苦しい夜が続くと、睡眠の質が低下し、自律神経のバランスが崩れます。これが原因で、翌日の日中に集中力が低下し、さらなる疲労感を感じることがあります。

熱中症のリスク: 体温が上がりすぎると熱中症のリスクが高まります。自律神経の働きが弱まると、体温調節がうまくいかなくなり、重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。

酷暑に対する対策

適切な水分補給: こまめに水分を摂ることが重要です。特に汗をかいた場合は、塩分やミネラルも補給するようにしましょう。

クールダウン: 涼しい場所で過ごす時間を増やし、体温を下げる工夫をしましょう。エアコンや扇風機を適切に使用し、外出時には日陰を選ぶよう心がけます。

バランスの取れた生活: 規則正しい生活リズムを維持し、十分な睡眠を確保することが大切です。食事も栄養バランスを考え、特にビタミンやミネラルを意識して摂取しましょう。



夏の酷暑は避けられない自然現象ですが、自律神経のバランスを保つための工夫をすることで、健康を維持し、快適に過ごすことができます。適切な対策を取り入れ、夏の暑さに負けない体づくりを心がけましょう。

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