2024.05/10

迷走神経とフェムテック(7)〜月経困難症〜

ヒューマンテクノの川人です。

今回もセリスタ株式会社様から情報提供いただいた内容をご紹介させていただきます。

女性の社会進出が当然となった現代、SDGsの目標5にも掲げられている(持続可能な開発目標)ジェンダー平等の実現を目指し、各企業では女性が活躍しやすい様々な取り組みをされています。また健康経営を推進する企業が増えており、女性に関する健康課題に多くの関心が寄せられています。

その健康課題の一つに「月経時に随伴する症状(月経困難症)」が挙げられています。

月経困難症は、下腹部の強い痛みや腰痛を主症状としてイライラ、疲労、頭痛などが挙げられます。1)

厚労省の調査によると月経困難症に悩まれている方が国内において推定800万人以上いると報告されており2)、経産省の調査によると月経随伴症状による労働損失が4,911億円と試算されています3)。

20年以上前の報告にはなりますが、迷走神経は子宮と中枢神経系をつなぐ役割を果たしていることが分かっており4)、最近の研究において、迷走神経刺激(電気)により月経困難症の緩和が期待できるとの報告があります。

▼参考文献▼◆1)(1)月経困難症 – 日本産婦人科医会 (jaog.or.jp)◆2)ひどい生理痛(激痛、下痢、吐き気)の原因、月経困難症とは | NHK健康チャンネル◆3) josei-kenkou.pdf (meti.go.jp)◆4)Vagal afferents from the uterus and cervix provide direct connections to the brainstem – PubMed (nih.gov)
情報提供元:セリスタ株式会社

https://www.selista.jp