2024.03/23
プレバイオティクスの含まれる食品
プレバイオティクスは、消化されずに大腸まで届き、
腸内細菌叢の健康を改善するための栄養素や食物繊維のことを指します。
ではプレバイオティクスはどのような食品に含まれているのでしょうか。
その一例をご紹介します。
前回の記事はこちらから!
にんじん
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にんじんはペクチンという種類の食物繊維を含んでおり、これもプレバイオティクスとして機能します。
ペクチンとは食物繊維の一種で、ニンジン以外にも
レモン、オレンジなどの柑橘類やりんご、バナナに多く含まれています。
植物細胞をつなぎ合わせる働きをしている天然の多糖類で、量的な違いはありますが、
あらゆる果物や野菜に含まれています。
バナナ
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熟したバナナにはレジスタントスターチという種類の成分が含まれています。
このレジスタントスターチは、分解・吸収されにくい難消化性デンプンのことで、
「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の働きの両方を兼ね備えているため、
腸内で善玉菌の増殖を促進します。
大麦
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大麦にはβ-グルカンという種類の食物繊維が含まれており、腸内環境を改善する効果があります。
さらに血中のコレステロール値を下げる働きがあり、
ゆっくりと消化されることから血糖値の急激な上昇が抑えられます。
こんにゃく
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こんにゃくに含まれる食物繊維はグルコマンナンという種類があります。
グルコマンナンは消化されずに大腸まで届き、95〜98%が腸内細菌によって発酵され、
短鎖脂肪酸などが作り出されて腸内細菌を改善します。
納豆
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納豆には、レジスタントスターチや食物繊維が含まれています。
1パック(約50g)に含まれる食物繊維は約3.3gで、
内訳は水溶性食物繊維が1.1g、不溶性食物繊維が2.2gです。
これは、理想の食物繊維の割合とぴったり同じとされています。
わかめ
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わかめにはアルギン酸、フコイダン、ケイ酸、およびセルロースなど、
食物繊維が豊富に含まれており、
特に水溶性食物繊維が多く含まれています。
もやし
![](https://atlantic.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/af247713af82ce2d96cdd08f0b161076.jpg)
もやしも食物繊維が豊富であり、特に、豆もやしには多くの食物繊維が含まれており、
その中には不溶性食物繊維も含まれています。
これらの食物繊維は腸内環境を改善し、プレバイオティクスとして機能します。
他にもプロバイオティクスについても個別にご紹介してます!
また、腸内環境については厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
e-ヘルスネットでも解説されています。