2026.09/3
悲しみの中にいる心と体に寄り添うケア|グリーフケアシリーズ⑤
ヴェーガルトリートメントセラピストの髙木です。
これまでのグリーフケアシリーズでは、悲しみは心だけではなく、体にもさまざまな変化をもたらすことや、自律神経との関係についてお話ししてきました。
最終回となる今回は、悲しみの中にいる自分自身を、どのようにケアしていくかについて考えてみたいと思います。
大切な人や存在を失ったとき、「早く元気にならなければ」「いつまでも悲しんでいてはいけない」と思う人もいるかもしれません。
一方で、そんなことを考えることさえできないほど、深い悲しみの中にいる人もいます。
何をする気にもなれない。何をしても楽しいと思えない。ただ悲しくて、気持ちが沈んだまま。元気になろうと思うことすらできない。
そんな状態になることも、決しておかしなことではありません。
悲しみの感じ方や深さ、そこから少しずつ日常を取り戻していくまでの時間は、人それぞれです。
だから、今は何かを頑張らなくてもいい。前を向けなくてもいい。ただ悲しみの中にいる自分を、そのまま受け止めてあげることも大切なのだと思います。
そして、そんなときこそ、心だけではなく体にも目を向けてあげてほしいと思います。

悲しみの中にいると、眠れなかったり、食欲がなくなったり、体が重く感じたり、何もする気になれなかったりすることがあります。
そんなときは、何かを頑張ろうとせず、今の自分の体を少しだけいたわってあげることも大切です。
そして、ひとりで頑張らず、誰かの手を借りることもひとつの方法です。
悲しみが続いていると、心だけでなく体も緊張した状態が続くことがあります。
そんなとき、体をゆっくりとゆるめ、しっかり休ませる時間をつくることも、心をいたわることにつながります。
私が行っているヴェーガルトリートメントは、そのためのひとつの方法です。
迷走神経への刺激によってリラックスしやすい状態へ導き、緊張しこわばった体をゆっくりとゆるめていきます。
体が少し楽になると、心にも少し余裕が生まれる。
そして、その余裕が、少しずつ前を向く力につながっていくこともあると思っています。
施術を受けに来て、私と少し話をする。ただそれだけでも、「今日はここに来てよかった」と思ってもらえたら嬉しいです。
体がゆるんで、少し楽になる。
そんな時間を重ねながら、いつか少しずつ前を向けるようになる。
そのきっかけを、ヴェーガルトリートメントで届けられたらと思っています。

悲しみを無理になくす必要も、元気になろうと頑張る必要もありません。
悲しみの中にいる自分に、やさしくする。
それも、グリーフケアのひとつです。
今、悲しみの中にいる方の心と体を少しでもいたわるきっかけになれば幸いです。
もし今、心も体も疲れていると感じているなら。ヴェーガルトリートメントで、少しだけ自分を休ませる時間をつくってみませんか?
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大切なものを失った後の心と体について🌿
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